新築建設の流れと目安について

 

 

1.事前準備 [目安 1~6ヶ月]

1-1.イメージを検討

どんな家がいいか、イメージを検討しましょう。

WebサイトやSNSで多くの住宅を見て、雰囲気や間取りを考えておくといいでしょう。

イメージ画像を準備しておくと打ち合わせがスムーズに行えます。

モデルハウスやショールームに行くと実際の雰囲気のイメージがしやすくなります。

 

1-2.予算、ローンの検討

イメージの検討と平行して予算も検討しましょう。

頭金がいくら用意出来るのか、ローンの種類はどんなものがあるのかなど、

建設費用だけでなく、光熱費、将来の修繕費なども検討しておきましょう。

1-3.土地探し

通勤、通学、スーパー、病院などの周辺環境は当然ながら重要です。

その他災害危険区域に入っていないか、日は当たるかなど、土地を決める上で検討するべきことは多数あります。

希望の土地を見つけるまでには結構な時間がかかり、時には数年かかる場合もあります。

不動産サイト等を使用し、早い段階から探しておきましょう。

建設業者が土地探し・購入手続きをサポートしてくれる場合もあるので相談してみましょう。

 

1-4.建設業者の検討

ハウスメーカー、工務店、建設会社等ありますが、明確な違いはありません。

一般的な違いとしては

ハウスメーカー

・大手、エリアが広い

・価格が高め(広告費、展示場の運営費等が建築費に反映するため)

・パッケージ化、シリーズ化されており、プランの自由度が少ない

・工期が短くなりやすい(3~4ヶ月)

・規格化されているため一定の品質を保ちやすい

・保証が明確な場合が多く、倒産のリスクなどが低い

工務店・建設会社

・地域密着型でエリアが狭い(会社により異なります。)

・価格がハウスメーカーに比べ基本安い

・プランの自由度が高い

・工期が長くなる場合がある(3~6ヶ月)

・工務店ごとに技術や品質が異なる

・地元業者なので、即対応が可能になる(小規模の会社だと混んでいる期間対応が逆に遅くなることも)

・大手に比べ倒産のリスクがある

 

迷った場合は

安心感とブランド力ならハウスメーカー

デザインにこだわりたい、コストを下げたいなら工務店

といったように考え、依頼する業者に明確なイメージを伝えましょう。

 

2.住宅プランの検討[目安 1~3ヶ月]

2-1.間取り、設備や仕様の決定

まずは土地に対しての建物の大きさや向き、そして間取りを決定します。

日当たりのいい場所をリビングにして窓を大きくしたい、キッチンを広めに設計したいなど、希望はすべて建設業者に伝え、最適なプランを出してもらいましょう。

大枠のプランが決まってきたら、収納スペースの追加など細かい部分の調整を行います。

図面を何度も見返し、出来なさそうな内容でも相談して見ることが重要です。

間取りがある程度決まったら、窓やスイッチのいち、照明器具やキッチンの仕様などを決定します。

水回りの設備、外壁、フローリングなどは変更すると金額が大幅に変わる場合があるので、注意しましょう。

 

2-2.契約

建物全体のプランが決定したら、建築請負契約を結びます。

契約書、見積書、設計図の内容に食い違いがないか確認し、締結しましょう。

建築請負契約を締結すると、解除するには違約金が発生してしまう場合もあるので注意してください。

契約書と約款をよく確認し、気になる点があれば問い合わせをするなどしておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。

 

2-3.住宅ローンの申込み

すべての住宅プランが決定したら、住宅ローンの申込みを行います。

住宅ローンには事前審査と本審査があり、本審査には1~2週間程度の時間がかかります。

事前審査は1週間程度で結果が出ます。

どのくらい借り入れできるかの目安がわかるので、計画段階で事前審査を受けておくといいでしょう。

事前審査は、購入の申し込みをしていない、検討中の土地で審査してもらうことも可能です。

 

3.工事期間 [目安 3~6ヶ月]

3-1.現地調査

家を建てるには、しっかりした地盤が必要です。

建設業者が工事前に地盤調査を行い、地盤が弱いなどの場合は、地盤改良工事を行います。

 

3-2.基礎工事

まずは建物の土台となる基礎を作っていきます。

地面を掘り砕石を敷き、鉄筋を組み立てます。

鉄筋の検査を行い、型枠を作ってコンクリートを流し基礎が出来上がります。

コンクリートが出来上がったら給排水の配管工事を行い、埋戻し工事を行います。

規模によりますが、一般的な住宅だと基礎工事開始から完了まで15~20日程度かかります。

 

3-3.木工事

基礎が出来上がったら大工作業が始まります。

柱、床、壁、屋根合板等を組み立てて行きます。

4~7日で建物の構造体(骨組み)が出来上がっていき、形がわかる用になります。

この当たりで窓の高さなどが反映されてくるので、念のため確認しておきましょう。

 

3-4.外装工事~内装工事

木材で形が出来上がったら、窓・玄関ドア等の取り付け~屋根工事~外壁工事と進みます。

この間内部では電気、設備業者が配管工事を行い、断熱工事なども進んでいきます。

その後、壁のボード貼り~内部の建具(ドア)を設置~クロス工事~器具取り付けと進み

最後に美装工事(掃除)が行われるという流れです。

 

3-5.竣工検査

工事が完了すると、竣工検査を行い、傷や設備不良などを確認します。

気になることがあれば相談し、直してもらいましょう。

 

3-6.引き渡し

工事代金を支払い、鍵を受け取って引き渡しが完了します。

引き渡しと同時に住宅ローンも実行されます。

引き渡し後に問題が発生した場合の相談先や、点検の期間などを確認しておきましょう。

 

4.全体の流れを確認し、計画をたてましょう。

土地と業者の選定時間にもよりますが、「家を建てたい」と考えてから建て終わるまでの期間は、およそ8ヶ月~16ヶ月程度かかります。

いつまでに家を建てたいか決まっている場合は、逆算して計画しましょう。

 

5.おわりに

弊社はニセコという土地柄上、外国人向けの別荘を多く建設しております。

他地域ではあまり見られないデザインや、施工方法の経験が豊富なため、様々な提案をすることが可能です。

「デザインにこだわりたい」「外国人別荘みたいな家が建てたい」

とお考えの方はぜひご相談ください。

その他にも改修工事、ボイラーやキッチンなどの設備の入替えなど

住宅に関することはなんでもご相談ください。